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オーサーコーチの“You deserve that.”‐自信をくれる言葉がけ‐

  • 2022年11月4日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年12月9日


氷上に立つフィギュアスケートを履いた足

こんにちは、札幌市中央区の小さなカウンセリングルーム、オフィスアイビーです。

11月に入り、一段と寒くなってきたのを感じるここ札幌です。


毎年10月半ばくらいになると、仕事仲間や友人たちの間で「(お宅は)もう、ストーブ焚いてる?」という話題になるのが結構好きだったりします😊


住宅事情はそれぞれ違うので、比較しても仕方ないはずなのですが、つい盛り上がってしまいます。


“風邪をひかずに暖房無しでどこまで行けるか”みたいなこの自分との闘い、“ストーブチキンレース”が楽しくもあるんですよね♪


みなさまお風邪をひかぬよう、温かくしてお過ごしくださいね。




英単語に学んだセルフケアの感覚


2個のキャンドルに灯ったやさしい炎

さて、これからの季節の楽しみとして、フィギュアスケート観戦、を挙げる方も多いのではないでしょうか。


わたくしも、もっぱらテレビでではありますが、フィギュアの試合を観るのが大好きです。

先日もグランプリシリーズカナダ大会の放送で、昨年のケガを乗り越え出場していた紀平梨花さんが素晴らしい演技を披露されているのを観ました。


演技を終え笑顔でリンクサイドに戻ってきた紀平選手を出迎えながら、コーチのBrian Orserさんが “Amazing! Good for you.” “You deserve that." と声をかけていらっしゃいました。


(余談ですが…選手時代のOrserさんをリアルタイムで観ていた世代としては、フィギュア中継には「あ、Orserコーチ♡」とか「あ、ランビエールコーチ♡」とか選手の演技以外にも見どころがあったりするんですよね😊)


わたくし、この“You deserve that.” という表現にとても思い入れがあるんです。


deserve を辞書で引くと、(...の) 価値がある、(...を) 受けるに足る という意味の動詞と出てきます。


つまり上記の場面では、“素晴らしかった!よくやったね!”と言われた紀平選手が、“Thank you.”と返したのに対し、コーチは“あなたは頑張ったんだもの、素晴らしい結果も賞賛も当然だよ”という意味でこの言葉を掛けていらしたと思います。


この感覚…

日々の生活の中で、みなさんも味わえていますでしょうか…?


慎ましさが美徳であると教えられて育った日本人にとって、賞賛を遠慮なく受け取るのって、少し難しかったりしないでしょうか?



優しい笑顔の白髪の女性と嬉しそうに抱き合う少女


自分に価値があると知っている人=謙虚な人⁉


わたくし自身が初めてこのdeserveという言葉に出会ったのは、ワーキングホリデー制度でカナダに滞在していた20代の頃でした。


当時はとことん“自分に自信がない”タイプだったわたしに、語学学校の先生や、現地で出来た友人らが日々掛けてくれた言葉の一つだったんです。


「君、ちゃんと頑張ってるじゃん、もっと“自分には価値がある”って思ったら?」というような意味合いの声掛けのシャワーを浴びていたんですね😅


そうするうちに、わたしの心構えも少しずつ、“誉め言葉や感謝の言葉を、もう少し素直に受け止めてみようかしら…”という風に変わってきました。


そして気が付いたのは、この、“自分には価値があるんだ”という感覚、“慎ましさ”や“謙虚さ”とは対極にあると思っていたこの感覚が、決してそうではないということでした。


身の回りにいる、この感覚を持っていそうな人たちを観察していたら、

“わたしは価値のある人間なんだから、みんなわたしを大事に扱いなさいよね”とはならず、

むしろ、“自分の価値は自分がいちばんわかっていますので、みなさんが自分をどう思う(扱う)かはみなさんの自由です”みたいな心の持ち主であり。


そういう方たちにはしなやかな強さが感じられて魅力的…ということに気づき始めました。




とはいえ自虐癖が抜けません

夕暮れの湖畔に座る女性

日々思うのが、deserveの持つ“価値がある”の意味合いの真逆の日本語は「どうせわたしなんて」ではないか、ということです。


わたくし自身は、意識して「どうせ」という言葉は使わないよう過ごして長いので「どうせ自分なんて」という感覚は、幸いにも久しく味わっておりませんが、褒められるのが苦手なのはまだ抜け切れていないところがあります。


せっかく褒めていただいているのに「いえいえ、こんな良くないところも有るんでっ💦」などと、訊かれてもいない短所を勝手にプレゼンしちゃったりして、家に帰ってから「あれは余計だったな…」と反省することもしばしば…。


でも、心の底で「わたしは幸せに値する」と思えていることは、何かが上手くいかずどーんと落ち込んだ時などに、また立ち上がる力になってくれていると感じます。


クリスマスリースで飾られたオイルランプの優しい明かり



We all deserve happiness.


当カウンセリングルームも、つらいことがあって、今は「どうせ自分なんて…」と感じている貴方が、ご自分の大切な価値に気づいていただける場所でありたいと日々願っております。


わたしも“ストーブ我慢”はほどほどにして…ちゃんと温かい部屋で自分を過ごさせてあげた方が良いかもしれませんね💦





追記です!

当オフィスの英会話メニューをご利用の皆様

記事内のdeserve、良くないことが起こった人に対して“You deserve it.”と言うなど、使い方によっては「ざまあみろ」的な意味にもなりますのでお気をつけくださいね🤐


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