カウンセリングって何するの?
- 2022年7月22日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年12月9日
~私のカウンセリング体験談~

こんにちは。
札幌市中央区のカウンセリングルーム、オフィスアイビーです。
最近、友人の勧めでSNSの知人に向けて当カウンセリングルームを紹介させてもらったのですが、たくさん反応をいただいたなかで多かったのが
・ どうしてカウンセラーになろうと思ったの?
・ 自分も行ったことあったの?
・ そもそも…カウンセリングってどんなことするの?
というご質問でした。
特に、カウンセリングってみんなどんなこと話しているんだろう?は、気になっている方も多いと思うのですが、カウンセラーとしてお話をうかがっているご相談内容については守秘義務がありますので、今日はわたし自身が初めてカウンセリングに行った時のことについてご紹介したいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。

職場では仕事の悩みを打ち明けにくい…
わたしが初めてカウンセリングを経験したのは、30代前半の頃です。
かねてから挑戦してみたいと思っていた職種に転職し、さあ!これからこの会社で長く働くぞ!と張り切っていた矢先に、会社の社訓や上司の方の意向と、自分の思いがずいぶんとズレていることに気がついてしまい、続けていけるんだろうか…と悩み始めていた時でした。
当時、海外ドラマをよく見ていたので、登場人物がカウンセラーに気軽に相談しに行くシーンを頻繁に目にしており、「私も誰か、職場以外の人に相談しに行きたいな…」と思いながら過ごしていたある日の帰り道、突然目に入ってきた看板に「カウンセリング」の文字を見つけ、すぐに予約の電話を入れました。
今から10年以上も前のことなので、当時はカウンセリングだけを行う施設はあまり無かったようで、私が「カウンセリング」の文字だけを見て気軽に訪ねた先は今思うと心療内科だったようです。
「食欲あります!ぐっすり眠れてます!でも、仕事を辞めるべきか続けるべきかで毎日モヤモヤしています!」という私の訴えに、心理士さんが「そいういうご相談で来られる方はあまり居なくて…」とちょっと面食らった様子をされていたのを覚えています。
海外ドラマで見ていた展開と違ったので、「場違いなところに来てしまったんだな…」と少し恥ずかしく感じたのですが、その後も数回に渡って心理士さんに話を聴いていただき、最終的には「もう少し仕事を続けてみよう」という自分なりの結論を出すことができました。そして、少し晴れた気持ちで仕事に取り組めるようになりました。
もやもやした気持ちを吐き出してみたら…

その時驚いたのは、相談に行き、自分の本心に向き合い、「いつでも辞めれるんだし、もう少し続けてみよう」と決断した後は、「合わない、辞めたい」とばかり思っていた同じ職場なのに、嫌だったことがそれほど気にならなくなっていたことでした。
長く続けなければ、という気負いが取れたからなのか、不満や不安を吐き出せたからなのか…
当時は自分でもよくわかっていませんでしたが、自分の心持ちが変わると見える景色がこんなにも変わるんだな、と驚いたことを覚えています。
結局その数年後に職場は退社することになったのですが、その間にたくさん貴重な経験を積ませてもらい、他にどうしても挑戦したい仕事が出来ての退社だったので、あの頃、入社したてで失意のまま辞めなくて良かったな、と今は思っています。
わたし自身も元々、このくらい軽い気持ちでカウンセリングに行った人間です。
当オフィスへ来られる皆さまにも、「なんだかモヤモヤするな…」くらいの時点で、気持ちを吐き出しに来ていただけたら嬉しいなと思っています。
思いを吐き出して、こころのメンテナンスを

文化的にも、金額的にもまだまだカウンセリングが「気軽に行ける」場所ではない現状があります。
ですが「病院で診療を受けるほどでは無い気がするけど、誰かに話を聴いてほしい」時に気軽に立ち寄れる場所があっても良いのでは?という思いから、同じ思いを持つ皆さんに支えられてオープンしたのが当オフィスです。
ご批判も覚悟の上で言うならば…行きつけの居酒屋の大将や、Barのマスターに、「ちょっと聞いてよ大将~」と愚痴をこぼしに行くような気持ちで来て頂きたいくらいです。
美味しいお酒もおつまみも出ませんが、50分間、心おきなく気持ちを吐き出していただけます。
カウンセラーは“来談者中心療法”と呼ばれるアプローチで、余計な助言や私見をはさまず、ご自身の気づきを邪魔しないよう、丁寧にお話を伺います。
来談された方に「相談して良かった」と思っていただけるように、また、「メンタル不調を未然に防ぐ」という理念を実現するためにも、今後も当オフィスに出来ることを全うしていきます‼
…と、途中から体験談ではなく決意表明になってしまいましたね…
誰にも話せずモヤモヤを抱えて苦しんでいる方に、お一人でも多く(なんでしたら当オフィスじゃなくても良いので!)カウンセリングに行ってみようかな、と思っていただけたら嬉しいです。




コメント